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アスレティックデパートメント

横浜市立小学校の教諭を対象とした水泳研修会を実施しました

6月11日(水)、横浜キャンパスの室内プールにて横浜市立小学校教諭を対象とした水泳研修会を実施しました。
この研修会は、学習指導要領における水泳の授業において、安全確保につながる運動の学習が重視される中、港町ヨコハマの小学校の水泳授業の質の向上を目指して、本学アスレティックデパートメントと横浜市教育委員会との連携事業の一環として、本学人間科学部の小林力特任教授並びに水泳部協力のもと実施されました。

当日は、横浜市神奈川区内の小学校を中心に96名の小学校教諭が研修に参加しました。また、受講した先生方以外にも、複数の小学校の校長先生、指導主事をはじめとする教育委員会関係者が多数視察に訪れました。

研修の講師は、『神奈川区泳げない子ゼロ』を目指し、積極的な地域連携活動に取り組む本学水泳部の横山 貴ヘッドコーチが務め、水泳に関する知識・泳法の技術を講義しました。

研修では、「浮く」「沈む」「進む」という泳法の基本要素について、講義・指導が行われました。入水した受講者は2人一組になり、水泳部員の手本を見ながら、授業で実際に使える形での指導法を学んでいきました。

講師を務めた横山ヘッドコーチから研修を通して繰り返し伝えられたことは、いかにして『水の中で自分の命を守るか』ということ。川や海などに万が一落ちた場合に、救助が来るまで水の中でどのような体勢をとるべきか、『命の守り方』についての動作の重要性が伝えられました。

研修に協力した水泳部員からは、「普段自分では意識せずに行っている泳法の基礎が、小学校の先生方の役に立つことが分かり嬉しい。」「速く泳ぐことだけではなく、他にも自分たちにできることがあることが分かった。」と、日常の練習だけでは気づくことのなかった視点についてのコメントがありました。

今後も横浜市教育委員会との連携を図り、本事業のさらなる展開が期待されます。