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インタビュー

第91回東京箱根間往復大学駅伝競走の大舞台。各選手その日に向けて最大限できること、やるべきことをやっている。「10年振りのシード権獲得」。決して簡単な道のりではない。しかし「最高のチームで最高の走りを」をモットーに、チーム一丸となり全力を尽くす。今回で最後となる4年生選手に現在の心境を聞いた。

----主将として2年目になりますがいかがですか?

井上 雄介(以下、井上)
3年生のときは主将としてなかなかうまくできなかった部分もありますが、チームをまとめる役割、そのための声かけ、チーム全体の流れを作っていくということに対して、今は冷静に対処できていると思います。

----前回箱根出場が果たせず2年ぶりの箱根となるわけですが、今年の箱根に対する思いはいかがですか?

柏部 孝太郎(以下、柏部)
調子がよければ戦力として頑張りますが、調子が悪くてもチームのために頑張ります。もちろん箱根に出場できればうれしいですが、出場できない選手にとってもたくさんできることはあります。
今年は5カ年計画などいろいろなことがかかっている年なので、シード権獲得に向けてチームが一丸となり、4年生として井上主将を支え、副主将として後輩が真剣に取り組んでいける雰囲気や方向性を作っていきたいと思っています。

----予選会で3位という好成績でしたが予選会を振り返っていかがですか?

柿原 聖哉(以下、柿原)
タイムを意識するというよりは、常に他大学の主力選手とのレースに競り勝つことを考えていました。日ごろから他大学の選手とも連絡を取り合い、練習内容などを聞いて自分の刺激にしています。
個人的な目標としては、他大学のエースに競り勝つこと。それができるのは神奈川大学のなかで自分と我那覇、西山だと思っていますし、それが自分の役目だと思っています。

----今年の神大は予選記録を見ても比較的安定した選手が揃っているように見えますがチームとしていかがですか?

井上
昨年と比べると全体の質、層が厚くなっていると思いますし、主将としてもそれを実感しています。4年生も力をつけ、それが下級生にいい刺激になっていると思います。また、今年の1年生はどんな練習にもついてきて粘り強い走りを見せてくれるので、上級生にとってもいい刺激になっています。選手同士の相乗効果がいい結果につながると信じています。

----苦しい時はどのように乗り越えていますか?

柏部
2年のときに箱根を走っているときが一番苦しかったので、あれ以上の苦しみはないと思っています。また、昨年箱根で走れなかった経験は精神的に一番苦しかったです。試合に出て苦しくなることは、試合前にイメージできているので特にきついと思っていませんし、今やっていることはすべて最後の箱根で勝つためですから。
柿原
走っていて苦しいときは、早く終わって欲しいと思います(笑)。スランプも何度も経験しましたので、普通の状態であれば走れる自信があります。また、今が最悪だと思えば、またベストの状態になれるとも思っていますし、そこには必ず原因があるので、原因を探します。だめなときこそ焦らずやっていこうと思っています。
井上
昨年は苦しい時や練習でうまくチームをまとめられないとき、人のせいにする傾向にあったのですが、今は自分に原因があると思い、柿原同様その原因を探します。走りでスランプに陥ったときは、食べているものが悪いのか、動きが悪いのか、いろいろな視点で考えます。そして、そのときその苦しみを楽しめればいいかなと思っています。今回は最後の箱根なので、最後の最後まで粘りたいですね。

----現在のコンディションはいかがですか?

柏部
よく聞かれます(笑)。どちらかというと悪いですね。走りがしっくりきていない感じです。
でも、今の時期でしっくりきていたら逆に怖いので、今の時期は走れれば問題ないと思っています。昨年は足を痛めて走れなかったので、箱根にピークをもってくればよいのです。そのために、日々最低限やるべきことはやって、最後なので、毎日をしっかり過ごしています。
柿原
いいです(笑)。チームの中でもトップですし、自分が良い状態だと他の選手にもいい影響を与えられると思っています。一昨年あたりから練習で量より質を重視するようになってきたのですが、その練習成果から監督からのアドバイスがイメージできてきました。走るこつをつかんだという感じで、こつをつかんだらそこを鍛えればよいので単純な話です。
井上
僕は常にいい状態を維持していけるタイプではないので、今はあえて悪い状態を作っています。
二週間前からあがってくれば箱根に向けてちょうどよいですね。

----ずばり、走りたい区間はありますか?

井上
10区。アンカーを走りたいです。2年のときに10区を走りましたが思うように走れなかったので。ものすごくプレッシャーがかかりますが、シード権のゴールを切りたいです。
柏部
9区。昨年9区の予定だったのですが怪我で走れなかったということと、往路には任せられるメンバーがいるので、復路で主将にたすきを渡したいです。最後は4年がしっかりと締めたいという思いです。
柿原
1区か2区。どちらかといえば2区ですね。そこで戦うのが僕の仕事だと思っています。花の2区で結果を残したい。自分の中での目標でもあり、夢でもあります。

----重要な試合前などに決まってすることがあったら教えてください

柏部
周りをきれいにすること。試合の前は普段と違うことをすること。例えばいつもは右足から履いているシューズを左足から履くなどです。また、試合にだけ持っていくもの、試合にしか使わないものもあります。
柿原
試合前の夕食はうなぎ丼、試合当日の朝は力うどん、試合前には大福を食べるようにしています。大福は普通のコンビニのものです。豆大福のつぶあんが好きですね。あとは、試合直前にはちみつを飲むようにしています。
井上
当日にコンビニのグレープジュースを飲んでいます。個人的に好きな飲み物だからです。選手同士こうやって話を聞くといろいろありますが、各選手が何を決まってしているか、などはお互いに知らなかったですね(笑)。

----10年ぶりとなる「シード権獲得」のために課題となることは何ですか?

井上
やはり任された区間で粘り強く走ることが大切です。予選会でいい結果が出ましたけど油断をせず、しっかりした気持ちで、強豪校にどうやって打ち勝つか、今のままではまだまだだという気持ちで全員で力を合わせてやっていくことが必要です。
柏部
まだ出場選手は決まっていませんので、決まったらそのメンバーとどう箱根で戦えるか、また、結果を出すまでの過程でチーム全体がしっかりやっていけるか、主将、副主将が後輩を引っ張り、後輩がついてこれるか、今までやってきたことを全員がどれだけ信じられるか、というのがキーとなると思います。
柿原
正直今の状態では難しいかなと思っています。油断は禁物、誰かがいい走りをしたからといってシード権がとれるわけではないです。また、誰でも失敗するときはあるので、最後まで気を引き締めてやっていくことが大事だと思います。

----最後に箱根への意気込みをお願いします

井上
予選会でトップ通過して周りからは期待されていると思います。期待に答えられるように、4年生中心にチームをまとめていき、最後まで粘り強くやっていきます!

柏部
個人的には箱根駅伝のいい思い出がないのでいい形で終わらせたいです。シード権を取って、後輩に4年生のイズムをつなぎ、チームで戦えたという思いを渡したいです。
柿原
笑って終わりたい。また、エース区間で区間賞を狙っていきたいです!

今話しているのはたまたま僕たち3人ですが、マネージャーも含め、今年の4年生が中心となりみんなで駅伝ブロックを率いてきました。誰一人欠けても箱根で戦えない。全員で一丸となりシード権獲得を目指します!

~平成26年 戦績(東京箱根間往復大学駅伝競走)~

1月2日(木)・3日(金)
第90回 東京箱根間往復大学駅伝競走

(大手町読売新聞東京本社新社屋前~箱根町芦ノ湖駐車場入口~大手町読売新聞東京本社新社屋前)

1区(21.4km)21位小泉 和也(3年)1゜06′28″
2区(23.2km)19位我那覇 和真(2年)1゜13′00″
3区(21.5km)9位西山 凌平(2年)1゜04′54″
4区(18.5km)11位井上 雄介(3年)56′18″
5区(23.4km)8位柿原 聖哉(3年)1゜21′16″
6区(20.8km)20位東 瑞基(1年)1゜02′00″
7区(21.3km)10位高山 直哉(3年)1゜04′51″
8区(21.5km)20位石橋 健(1年)1゜08′40″
9区(23.2km)22位岡部 貴洋(4年)1゜14′32″
10区(23.1km)13位坂本 翔太(4年)1゜11′48″
往路(108.0km)15位5゜41′56″
復路(109.9km)20位5゜41′51″
総合(217.9km)18位11゜23′47″
10月18日(土)
第91回 東京箱根間往復大学駅伝競走予選会

20km

3着柿原 聖哉(4年)59′17″BEST
11着我那覇 和真(3年)1゜00′10″
23着西山 凌平(3年)1゜00′28″
33着鈴木 健吾(1年)1゜00′38″初レース
44着東 瑞基(2年)1゜00′45″BEST
50着柏部 孝太郎(4年)1゜00′49″
68着大川 一成(1年)1゜01′04″初レース
76着石橋 健(2年)1゜01′10″BEST
97着井上 雄介(4年)1゜01′24″
101着大野 日暉(1年)1゜01′26″初レース
113着小泉 和也(4年)1゜01′37″
157着中神 恒也(2年)1゜02′20″
総合1位10゜07′11″1位通過
11月2日(日)
秩父宮賜杯 第46回全日本大学駅伝対校選手権大会
1区(14.6km)9位柿原 聖哉(4年)44′07″
2区(13.2km)12位我那覇 和真(3年)40′09″
3区(9.5km)9位鈴木 健吾(1年)28′16″
4区(14.0km)9位西山 凌平(3年)42′38″
5区(11.6km)8位大川 一成(1年)35′14″
6区(12.3km)13位石橋 健(2年)37′42″
7区(11.9km)9位柏部 孝太郎(4年)36′08″
8区(19.7km)13位東 瑞基(2年)1゜01′22″
総合(106.8km)10位5゜25′36″

※2014年12月取材

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